ライフプラン表作成

ライフプラン

どうしてライフプランが必要なの?

ライフプランとは人生の中で想定されるイベントを考え、そのイベントがいつ起きるか、必要になる金額はどのくらいかを把握して立てる計画のことです。

 

人の一生には、さまざまなライフイベント(結婚・出産・住宅購入など)があります。

そういったイベントには、必ずまとまったお金が必要となります。

 

人生の設計図ともいえるライフプラン表を作成することで、この先10年~40年のお金の流れをシミュレーションし、人生の中で想定されるイベントごとに、必要となる時期と金額、それに伴う収支を可視化します。

 

未来の収支状況を確認することで、将来のための具体的な目標と、その準備方法を知ることができます。

ライフプランは将来のお金についての設計図のようなものです。

 

設計図を作らずにものを作るのは、非常に難しいうえに時間も余分にかかってしまいます。

場合によっては作る予定だったものができあがらない可能性だってあります。

 

人生の設計図とも言えるライフプランがあれば、資産形成、ライフイベントをクリアしていくことの戦略を練り、資産形成のための道筋を知ることができるのです。

ライフプラン作成で若いうちから人生の3大支出へ備えよう

人生には3つの大きな支出があると言われています。

①住居費、②教育費、③老後の生活費の3つが人生の3大支出と言われるものです。

 

この3大支出は、どれか1つだけが独立しているのではなく、日々の生活の資金をクリアしながら準備していくものです。

 

ライフプラン表を作成し、ご自身の置かれた状況を確認することで、計画的な資金準備を行うことができます。

準備を始めるタイミングが早ければ早いほど、無理のない範囲で準備をすることができますので、将来を豊かで安定したものにするための備えを始めましょう。

住居費

住居費

一生涯賃貸住宅で暮らす人も、自宅を購入する人も数千万円単位で住居費がかかります。

人生最大の支出と言えるかもしれません。

教育費

一般的には、子供1人を育てるのに2,000~3,000万円かかると言われています。

 

そのうち、教育費が1,000万円~2,000万円と言われており、費用は年々高額になっています。 ※公立・私立で金額は異なります。

老後生活費

老後の生活費は、リタイア後、年金生活に入ってから、年金だけでは足りない生活費を補うために取り崩す貯蓄額のことです。

 

リタイアが早く、長生きするほど、老後の生活費は多く必要になります。


ライフプラン表作成の手順

ライフプラン表作成について相談した場合に行われる一般的な流れを説明します。

①お客様の希望、現在の状況をヒアリング

ライフプラン、ヒアリング

ご家族構成とご年齢、住宅の購入、車の購入、お子様の教育費、老後の生活、その他のまとまった出費の予定などをお聞かせいただきます。

家計の収支状況、貯金の額などの資産状況もお聞かせいただき、シミュレーション作成のためのデータをそろえます。

②ライフプラン表作成・キャッシュフロー表の作成

ライフプラン、キャッシュフロー表の提案

ヒアリングした項目を基に、家計の長期にわたるライフプラン表、キャッシュフロー・シミュレーション表を作成します。

希望の生活が可能なのか分析をおこない、改善案について話し合います。

③ライフプランシミュレーションの修正

改善案の内容を反映させて、ライフプランのシミュレーションの修正を行います。

ライフプランシミュレーションは一度やれば大丈夫というものではなく、定期的に行っていくことで家計の状況を診断することができます。

定期的にライフプランシミュレーションがアップデートされることで正確性も増していくことになります。

毎年でなくてもイベントごと、数年に1度程度はアップデートしていくことをお勧めします。

④プラン実行のお手伝い・定期的なメンテナンス

ライフプラン、メンテナンス、OODA

ライフプラン作成は一度作ったら終わりではありません。

 

ビジネスにおける業務改善の手法として、OODAループという考え方があります。

みる(Observe)、わかる(Orient)、きめる(Decide)、うごく(Act)、みなおす(Loop)という循環を繰り返す仕組みです。

 

家計の運営にはOODAループの考え方が合っています。

ライフプラン表作成によって「みる」・「わかる」という流れができて、「きめる」・「うごく」ことによって改善ができます。

 

家計には想定外の支出や収入が起きることがありますから、定期的な「みなおす」という行為が必要です。

この循環を繰り返しながら、ライフイベントをクリアしていくことで資産が構築されていくのです。